TOKYO MX「5時に夢中!」(月~金夕方5時から生放送)にて、月に1度毎回楽しみにしているコーナーがあります。
それは「中瀬親方のエンタメ番付」です。
新潮社 出版部部長の中瀬ゆかりさんは毎週木曜日のコメンテーターとして出演されており、
毎月の最終木曜日に中瀬さんが、感銘を受けたエンタメ作品を番付形式で発表するコーナーです。
プロの編集者から見てすごいと思った作品を教えていただけるので、とても説得力があります(*^▽^*)
いつも読書や映画鑑賞の参考にさせていただいています!
小説・漫画・映画などを「横綱・大関・関脇」ごとに、中瀬さんの言葉で紹介してくれます。
今回は2019年9月場所(放送日:2019年9月26日)をご紹介します。
週末は映画・読書をしてみてはいかがでしょうか(*^_^*)
関脇:漫画「アンダーニンジャ」/ 花沢健吾
- 作者は「アイアムアヒーロー」で有名な花沢健吾
- 消滅されていたとされる忍者が、実は今でも秘密裏に存在していた。主人公は、末端の忍者でニート同然の暮らしをしている雲隠九郎。そんな九郎のもとに重大で奇妙な仕事が舞い込んでくる・・・
- 中瀬氏「いろんなキャラクターが出てきて、クスリと笑える。さすが花沢さん、めちゃくちゃうまい。今後の展開がとても楽しみな作品。」
ツイッターの声
「アンダーニンジャ」地味に面白い。売れない歴史小説家である吉田昭和の元に、夜な夜なニンジャ達が自慢話八割の忍者の歴史語りをしにくる地味な話好き。 pic.twitter.com/8qersAaTIX
— 生活戦記 (@ssdd_senki) September 26, 2019
アンダーニンジャ面白過ぎる
— takedinner (@takedinner) September 26, 2019
アンダーニンジャはよ3巻読みてー
— でらべっぴんR-18 (@pokotin_shotgun) September 26, 2019
アンダーニンジャ、2巻まで、今のところは、かなり面白いなあ
— hekke (@hekke) September 19, 2019
花沢健吾のアンダーニンジャめっちゃ面白いらしいね。読みてえなぁ
— ギョロ目 (@Gyorome_666) September 25, 2019
大関:映画「ボーダー 二つの世界」/監督アリ・アッバシ
出典:映画『ボーダー 二つの世界』公式サイト 【R18作品】
- 第71回カンヌ国際映画祭 ある視点部門グランプリ受賞
- 主人公は、人並み外れた嗅覚を使って危険な人間をかぎわける税関職員・ティーナ。しかし、その醜い容姿から孤独な人生を強いられていた。そんな中、ある旅行者の男を危険だと感じる。実は、その男がティーナの出生にもかかわる大きな秘密をもっていて・・・
- 中瀬氏「映画史上に残る衝撃的な性的シーンがある・・・。ダークファンタジーとミステリーの世界が融合した、とても面白い作品だった。」
ツイッターの声
なんともすごい映画を試写で観た。ありがちな映画なら妖精のような美少女にするところだけど、特殊メイクで生理的嫌悪感を感じさせる主人公女性の造形が物語として見事な効果。感動しました。/映画『ボーダー 二つの世界』公式サイト 2019.10.11(金) ROADSHOW https://t.co/LjfWlhVwSH pic.twitter.com/qp0WOYMPt4
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) September 21, 2019
ボーダー 二つの世界めっちゃ観たい
久しぶりに本気で観たい映画きたこれ— ren (@ren_veil) September 22, 2019
10/11公開『ボーダー 二つの世界』試写感想。凄い映画を観た…ある特殊能力を持つ税関職員の女性が奇妙な男と出会う。ホラー、ミステリー、ファンタジーであり、ラブストーリーでもある。後半からは衝撃という言葉では足りない、言語化不可能、感情の整理がつかないほどの展開が待ってた…必見…! pic.twitter.com/7VEwAv63mN
— ヒナタカ(映画ブロガー/ライター) (@HinatakaJeF) September 24, 2019
『ボーダー 二つの世界』は『ぼくのエリ』に似た感動で、愛しくて悲しく、森で迷いたくなった。いったいどうすりゃいいんだろうか、この気持ちを。 pic.twitter.com/DG95BRtnX8
— 広瀬大志 (@taitaishi0323) September 23, 2019
なんで『ボーダー 二つの世界』のあのショットが無修正で通って『ぼくのエリ』にボカシが入るの!!!
— Aki@LetTheRogueOneIn (@akihiko89) September 26, 2019
横綱:小説「罪の轍」/ 奥田英朗
- 主人公は幼少期に記憶障害となり、皆からバカ扱いされる青年。空き巣をしながら生計をたてていたが、足がついてしまう。窃盗事件の捜査から逃れるために身ひとつで東京に向かい・・・
- 奥田英雄の名作「オリンピックの身代金」に登場する刑事がこの作品でも登場する。
- 中瀬氏「容疑者の圧倒的な孤独と、脇役の味ある人間性を書きあげている。犯罪ミステリの最高峰、奥田さんの最高傑作。ミステリ好きな人には是非読んでほしい作品。」
ツイッターの声
奥田英朗『罪の轍』、最後の数ページは泣きながら読んだ。テレビでたまに観る刑事もののドラマがやっぱり作り物としか思えない圧倒的なリアリティー。映画になるでしょうね。宇野寛治役は誰だろう。彼の容姿も声色もはっきりと思い浮かぶのに、しっくりくる俳優となると…。#罪の轍
— SUE (@asanomedamayaki) September 26, 2019
新刊で買った本はトラック用
古本や文庫版は自宅用
最近そんな感じで読書LIFEを
楽しんでるんだけど…自宅に帰って後悔してる…
罪の轍の続きが
読みたい…読みたい…読みたい…まだ中盤だけど
ラストまで読んでないけど
今年のNO.1な予感#罪の轍#奥田英朗#読書#読書好きと繋がりたい pic.twitter.com/YnD7ufd90L— シタンディ (@shitady) September 25, 2019
奥田英朗『罪の轍』はすごい小説だ。私の好きな「昭和30年代」が舞台というのも好評価のポイントだが、そこを差っ引いてもこの作家の「時代と犯罪」を描く能力は抜きんでている。あまりに面白かったので、過去の『オリンピックの身代金』も再読した。再読といってもこれで4回目。
— 無明舎出版 (@mumyosha) September 23, 2019
『罪の轍』奥田英朗(新潮社)読了。圧巻の読み応え!これほど心を掻き乱され、震えたミステリーは久しぶりだ。急激に変わりつつある犯罪の形、犯罪者を生み出した哀しい背景。沁みる心理描写。そして世相と情景。昭和38年(戦後18年、東京オリンピックの前年)という時代性を活かしきった筆力たるや!
— NAO, I (@naosuke_1972) September 27, 2019
まとめ
関脇:漫画「アンダーニンジャ」/ 花沢健吾
大関:映画「ボーダー 二つの世界」/ 監督アリ・アッバシ
横綱:小説「罪の轍」/ 奥田英朗
でした!
個人的には、ツイッターで称賛の声が高かった「罪の轍」を今すぐ読みたい・・・!
奥田さんの作品は「最悪」「邪魔」など好きな作品が多いので、今回もきっと濃厚で読み応えのある作品なんじゃないかと期待しています。
出版社編集長・中瀬さんが絶賛した作品。休日に楽しんでみてはいかがでしょうか(*^▽^*)