私は顎関節症です。
診断は受けていませんが、口を大きく開けると、顎の骨がカクっと鳴って下顎がずれます。
この症状に気づいたのは、中高生のころなので、だいぶ昔になります・・・
さて、今回は顎関節症の私が、1年半前に歯科矯正を始めて、症状がどうなったかについて書いていこうと思います。
あくまで体験談です。(サクっと読めます)
顎関節症とは
具体的にはどんな症状のことを顎関節症というんでしょうか。
調べてみたところ、
顎関節症は、あごが痛む(顎関節痛・咀嚼筋痛)」、「口が開かない(開口障害)」、「あごを動かすと音がする(顎関節雑音)」のうちの1つ以上があり、これらと同じような症状の出ることのある、顎関節症以外の病気がない時に顎関節症と診断されます。
出典:一般社団法人 日本顎関節学会
とのことです。
私の場合は、「あごを動かすと音がする(顎関節雑音)」が当てはまります。
また、顎関節症の原因は、悪い噛み合わせ・食いしばり・歯ぎしり・頬杖・ストレス・・・など多岐にわたるようです。
原因を調べて、びっくりしました。
全部思い当たる節があります(笑)
「顎関節症かも」と認識してからは、食いしばり・頬杖は意識してやめるようにしましたが、他の部分は無意識なので治るのか不安でした。
さて、この原因の一つに挙げられる「悪い噛み合わせ」ですが、現在歯科矯正をして噛み合わせを整えているので、「噛み合わせ治る→顎関節症も治る」のでは?と期待していました。
顎関節症を治したくて歯科矯正をしたわけではないですが、結果として治れば嬉しいな、と。「あわよくば」な感じです。
歯科矯正をしてから顎関節症の症状は?
結論から申し上げますと、歯科矯正をして1年6カ月、顎関節症の症状は「ほぼ変化なし」
正確には、「少し良くなった気がするけど、そんなに変わってない気もする」という程度です。
顎がカクっとする、という症状は完全には治っていません。
しかし、以前よりスムーズに口を大きく開けられるようになった気がします。
噛み合わせは確実に良くなっているけれど、そもそも私の顎関節症の原因が「噛み合わせの悪さ」とも限らないわけで・・・
歯科矯正する→噛み合わせが良くなる→顎関節症完治!という流れにはならさそうです。
というわけで、歯科矯正をしても、顎関節症が治るわけではない(良化はするかも?)という認識がいいかもです。
余談:実はスプリント(マウスピース)治療をしていました
前述のとおり、顎関節症でお医者さんに診てもらったことはないですが、「歯ぎしり」が原因でマウスピースを作ってもらったことがあります。
歯ぎしりが常態化していると、奥歯が削られてしまうので、それを防ぐために作ってもらいました。
作ってもらったマウスピースはこちら↓

実際に作ってもらったマウスピース
これは上顎に装着するタイプです。
奥歯にガムのように白く塗ってあるのは、補修してもらった跡です。
これを装着して寝ても、歯ぎしりをしていたようで・・・(苦笑)
奥歯の部分のプラスチックが薄くなったため、補修してもらったんです(-_-;)
相当歯ぎしりをしていたようです。
今は歯並びが違うので、装着できませんが、大切に保管してあります。
思い出の品ですね・・・(笑)
顎関節症の一般的な治療の中にも、スプリント呼ばれるマウスピースを就寝時に装着し、顎関節や筋肉にかかる負荷を軽減させる治療があります。
昔よりも顎関節症の症状がマシになったかも?(なってないかも?)と思うのは、歯科矯正だけでなく、このスプリント治療も一役買っていたのかもしれません。
まとめ
歯科矯正をしても顎関節症が治るわけではない、ということが分かりました。(私の体験においては)
矯正で歯並びは整いますし、噛み合わせも良くなりますが、顎関節症治療にもなる!とは断言できません。
良い結果を期待して、ここまで読んでいただいた方・・・・すみません。
しかし、余談で書いた「スプリント(マウスピース)治療」については、顎関節症の治療として行ったわけではないですが、やらないよりはやってよかったな~という印象です。
この治療や歯科矯正のおかげか、今は歯ぎしりがほぼなくなりました。(噛み合わせの悪さは歯ぎしりの原因の1つです)
歯並び・噛み合わせ・歯ぎしり・顎関節症・・・あごや歯の悩みは多いです。
きっとこれらで悩んでいる人は、少なくないはず。
私は、気になったことがあると、かかりつけのお医者さんにすぐに聞きます。(笑)
症状の原因・生活習慣の指導・治療法について詳しく教えてくれるので、気になった方は一度聞いてみてはいかがでしょうか(*^_^*)
では、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。