前の記事でも少し書きましたが、私はどうやら先天欠如歯があるようです。
下の歯が1本少ないんだとか(^^;
先天性欠如歯について触れた記事はこちら↓
先天性欠如歯でよく聞くのが「親知らず」です。
しかし、私の場合は「永久歯」の先天性欠如のようです。
今回は、永久歯の先天性欠如は何が原因なのか?普段の生活に支障はあるのか?などを書いていきたいと思います。
永久歯の先天性欠如とは
通常、永久歯は上に14本、下に14本生えてます。(親知らずは除く)
その計28本のうち、1本(または数本)が何らかの原因で作られず、欠損していることを「先天性欠如」といいます。(先天性欠損歯ともいいます。)
先天性欠如歯の原因は?予防は?
原因は遺伝や栄養欠如、薬物の副作用等が挙げられますが、明確な原因はよく分かっていません。
そのため、予防もできません。
先天性欠如歯の子はどれくらいいる?確率は?
日本小児歯科学会の調べによると、10人に1人の子供が永久歯の先天性欠如なんだそうです。
男女別の割合は、男子では9.1%、女子では11.0%という結果がでています。
また、7歳の段階で永久歯の芽(歯胚)が確認されないと、約99%の確率で欠如するといわれています。
どの歯が欠損することが多いの?
同上の調査によると、以下の通り。
- 上顎だけの欠損 2.5%
- 下顎だけの欠損 5.7%
- 上下両方の欠損 1.9%
- 部位的には、下顎の第二小臼歯(5番)が最も多い
- また、側切歯(2番)の欠如も多い
どんな影響がでる?
考えられる悪影響としては、「歯並びが悪くなる」、「かみ合わせが悪くなる」ことです。
その結果、顔やあごの変形、骨格の歪みを誘発する恐れもあるそうです。
欠如部分のスペースがあると、その空いた部分に他の歯が倒れてきたり、上の歯が伸びてきたり・・・と、歯並びに影響がでるようですね。
先天性欠如歯だった場合、どうすればいいか?
かかりつけの歯科医に早めに相談することが一番です。
治療としては、欠如部分に入れ歯やインプラントを埋め込む治療、歯科矯正などがあるようです。
案外多い先天性欠歯!
上記の調査によると、10人に1人の人は欠如歯ということです。
案外多くないですか?
日本人のAB型の確率くらいなので、そう思えばよくある話とも言えそうです。
ツイッターでも、多くの人が欠如歯について呟いていました。
私は(たぶん)乳歯だけでその下に永久歯がない先天性欠如歯が10本くらいあり、それが判明しないうちに「今のうちに抜いた方が歯並び良くなるから〜」とヤブに抜かれた乳歯の溝に永久歯が数年生えず、もう一個奥の永久歯が先に生えてきてしまったため、もうえらいことになっています。虫歯はないけど。
— ねうねうびびぃ (@pf0928) 2019年6月26日
先日の一歳半健診で嫁さんが一番ショックだったのは、娘が先天性欠歯だったこと。永久歯には影響無いみたいだけど、やはりショックだったようだ。その後の個別面談で園長先生が「意外と多いんですよー」と言ってくれて安心した。調べてみたら10%位らしい。3,4歳辺りでレントゲン撮ってみるかな。
— たろっくす@夫とパパと管理者を両立 (@taro_xaji) 2018年6月17日
息子、歯医者行ってきた。虫歯治療終了!あと前歯の後ろから永久歯が生えてきてる件「様子見でOK、勝手に抜けると思うよ」欠歯の件は「(レントゲンから)永久歯も2本足りないけど先天性欠歯の場合、隙間はできるかもだけどそれなりにちゃんとなるから大丈夫、特別矯正も必要ではない」との事。
— あんだんて☆みゆ (@andante_miyu) 2013年3月13日
最近の若い人はカオが小さいからか歯の先欠(先天性欠如)が多い って話を聞いて、そんなに必要でない部分をカラダが判断してだんだん自然に淘汰していくのかな、って思った。
— @ (@akkiatto) 2014年12月28日
「カコの巣」更新しました。ものすご~く間があいてしまった…😓
永久歯が生えない「先天性欠如歯」により骨格が歪んでいた私https://t.co/zNNqO3OCp5#歯医者 #嚙み合わせ #顎関節症 #咬合 #先天性欠如歯 #咬合関連症 #骨格 #歪み #稲川淳二 #虫歯 pic.twitter.com/UThEHuipnc
— 山奈カコ (@kakoyama5050) 2019年4月8日
【画像あり】永久歯の先天性欠如 ~私の場合~
私の場合は、永久歯の先天性欠如で、部位は「下顎の側切歯1本」です。
よって、私の歯は親知らずを除くと上14本、下13本ということになります。
原因は?
考えられる影響は・・・特になし(^^;
父と母は普通に上下28本あるし。遺伝ではないような・・・。
母に聞くと、私が小さい頃に歯医者さんから「歯がハート型になっていて、くっついている状態です。」と言われたそう。
そんなことあるんだ?!と思って調べてみると、「癒合歯」といって小さい頃に隣合う歯がくっつくことがまれにあるみたい。
しかも下の歯が多いんだとか。その場合、のちに歯が欠損することが考えられるそうです。
この「癒合歯」の原因も、母親の栄養不良など全身状態の異常や、病気、薬物とする見方もありますが、明確には分かっていません。
よって、私の場合も原因不明。
影響は?
欠損している場合の一般的な治療としては、インプラントで1本足したり、歯科矯正でスペースを埋めたりするそうです。
しかし、私の場合、気づいたときには欠如部分のスペースはなく、歯が並んでいる状態でした。
日常生活に支障はなく、噛み合わせが悪いと自覚したことはありませんでした(^^;
歯科矯正前に歯科医に診てもらったところ、「欠損歯はあるが、噛み合わせは悪くない」とのこと。
欠損歯=必ず噛み合わせが悪くなる、とは限らないということですね!
歯並びの写真
歯科矯正前の写真です。
下顎の歯(2番の側切歯)が1本足りていません。
上と下の歯の数が違うため、正中線(上の前歯2本の真ん中と下の前歯2本の真ん中の線)が合いません。
矯正で歯並びを整える際に、この正中線が合うかどうかは要になってくるかと思いますが、私の場合は正中線は合わないままが正しいようです。
歯科矯正後の写真、経過については過去記事をご参照ください(*^_^*)
まとめ
歯医者さんに「歯が一本足りないですね~」とさらっと言われた時は、びっくりしました。
名前が「先天性欠如歯」なんていう、ちょっとこわい名前がなので、どれくらい大変なのことなの?!と調べてみました。
調べてみると、欠如歯の人は案外多く、治療方法もあるので安心しました。
私の場合は、上の八重歯が気になって歯科矯正を始めましたが、それがなければ、そのまま無難に生活していたと思います。
(欠如歯が間接的な原因で、八重歯が出てきてしまった?という可能性もあるのですが。)
とりあえず、歯が足りないことに気づいたら、早めに歯科医に相談するのが一番です。
以上、長々と書いてしまいました。私の体験が皆さんの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。